"Aladdin Sane" に潜む "insane"。
1月10日(火)(*1)。
Billy Joel"You May Be Right"(*2)の歌詞の中にみられる"lunatic"、"crazy"、"madness"という単語が、妙に印象に残っていた(*3)。
すると、そこで、"Aladdin Sane"(*4)の中に"insane"が潜んでいることに気付き、愕然とする(*5)(*6)。
(*1)今回も例年のように家庭が大変なことになる年末と、一転して穏やかな年始があったし、ニョーボのおせちだってちゃんとできたのだが、そのあたりのことを手記に書く余裕がない。
(*2)'80年にリリースされた、アルバム「Glass Houses」のオープニング・チューン。シングルカットもされた。アルバムのジャケットと、冒頭にガラスが割れる音が入っていることからか、「ガラスのニューヨーク」という邦題が付けられているが、曲の内容とは一切関係はないものとおもわれる。
(*3)話は数日前に遡る。とあることがきっかけで、高校生の頃の同級生たちと4人で飲みにいった。で、2軒目でカラオケルームにいくハメになり、結果的に2時間ノンストップで4人でマイクを回し続けたわけなのだが、高校生の頃に Billy Joel が favarite だった同級生へのある種のオマージュとしてこの曲を入れて歌っていた次第。で、Billy Joel も最近はどうにかなってるみたいで、みたいな話をしていたところに、歌詞の字幕で目に付くこれらの単語。すべて、「気が狂った」とか「狂気」とか、そういう単語。曲調がロックンロールなもので、"crazy"に関してはまあある意味馴染みといえよう。"madness"だってそんな感じ。ただ、"lunatic"は個人的にはそうではない、というのはきっと、Pink Floyd "Brain Damage"の最初の一節が"The lunatic is on the grass."だからに違いない。このバンドは、この曲やSyd Barrett の存在、また、彼に対するオマージュ、ともいわれている"Shine On You Crazy Diamond"など、一連のあれやこれやとも合わさって、中学生のわたしに「狂気」の世界への一種の憧れを抱かせるものだった。それはともかく、これらの単語が、ロックンロールにお似合いの、単におおげさな表現としてなのか、はたまたそうではなく、ショウ・ビジネスの、あるいはロックンロールの中に潜む心の闇の世界を垣間見せるものなのか、そしてもしも後者だったら、Billy Joel の心の闇はいかほどのものだったのか、などとあれこれ考えてた次第。
(*4)David Bowie のアルバム「Alladin Sane」のタイトル・チューン。
(*5)"insane"の意味合いは前述の単語とは少し異なるのではないか。というのは、これは「"sane"(=正気)ではない」ということである。ここには、あなたにとっての"sane"とは何か、という視点がある。わたしを"insane"といってしまうあなたは"sane"なのか。多数の人が"sane"であり、それがいわゆる「常識」だというのか。わたしからみれば、あなたのほうが"insane"なのではないか、などなど。
(*6)検索してみると、もともとこのアルバムのタイトルの候補としては、「A Lad Insane」(=正気でない若者、ってとこ?)などあった、とか。なんだ、みんなしってたのね。発見だわ!とおもってたのに。それにしても、名曲。





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